実地臨床手技のエッセンス 輸血と全身管理
輸血前の諸検査
真木 正博
1
,
秋山 康夫
1
Masahiro Maki
1
,
Yasuo Akiyama
1
1秋田大学医学部産科婦人科学教室
pp.91-96
発行日 1979年2月10日
Published Date 1979/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205986
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産婦人科医は,常に大量出血の危険にさらされ,輸血を行なう機会が多い。しかし輸血を軽々しく考えてはならず,むしろ臓器移植と考えるべきである。輸血を行なう前に,輸血が必要なのかどうか,そして輸血が必要ならば血液成分のうち何が必要なのかを決めることが大切である。輸血の適応をきめ,輸血による副作用をできるだけ防止するための検査を輸血前の検査と考え,ほかの著者との重複があるかもしれないがここに私たちの考えを述べてみる。
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