臨床メモ
Morning-after pill
佐藤 直樹
1
1帝京大学医学部産科婦人科学教室
pp.613
発行日 1977年7月10日
Published Date 1977/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205653
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現在,経ロステロイド避妊法として,合剤投与法,順次投与法,あるいはgestagen単味の微量持続投与法(mini-pill法)などが外国で広く使用されているが,最近,性交直後に多量のEstrogenを短期間服用する方法が,Morning-after pillあるいはpost coital contraceptionとしてpopularになりつつある。
動物実験では古くから,A.S.Par—kesら(1926)により,交尾直後Estrogen投与で妊娠が阻害されることが知られていたが,人間でも,J.M.Morrisら(1966)によってMor—ning-after pillの避妊効果が報告されてから,新しい避妊方法として注目されるようになった。また最近,A.A.Haspels (1976)は多数の臨床使用成績から,この方法の高い避妊効果を報告している。
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