薬の臨床
Human Placental Lactogen (HPL)のラジオイムノアッセイに関する研究
丹後 正紘
1
,
高邑 昌輔
1
,
立野 育郎
2
,
加藤 外栄
2
Masahiro Tango
1
,
Shosuke Takamura
1
,
Ikuro Tatuno
2
,
Sotoe Kato
2
1国立金沢病院産婦人科
2国立金沢病院放射線科
pp.73-75
発行日 1975年1月10日
Published Date 1975/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205129
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Human Placental Lactogen (以下HPLと略す)は,胎盤のsyncytiotrophoblast細胞で産生されるpolypeptideで,この測定は胎盤機能を知るうえで有用とされ,特にhigh risk pregnancyや予定日超過の予後判定に用いられようとしている。
最近はHPL測定にもKitが開発され,radioim—munoassayにより,妊婦血中HPLの測定が容易になつたので,われわれも産科臨床への応用を試み,正常妊娠ならびにhigh risk pregnancyの症例にHPLを測定して検討してみた。連続測定によつて低値(4μg/ml以下)を示すものは,十分注意が必要なことがわかつた。
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.