Medical Topics
ラジオイムノアッセイ,他
Y.O.
pp.80-81
発行日 1971年11月1日
Published Date 1971/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916181
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内分泌疾患の確実な診断にはホルモンの定量が必要である。これに関し最近注目されるのがラジオイムノアッセイ(radioimmunoassay)である。これはホルモンを抗原とした抗体の産生(動物を用いる)と抗原(ホルモン)に放射性同位元素を標識し,放射能測定により抗原抗体反応の微量測定をするもので,これによって検体中の非標識ホルモンの濃度がわかるしくみになっている。
本法は抗原抗体反応が基礎であることから蛋白ホルモンの測定が主であるが,より分子量の小さいポリペプチッドホルモンや,全く構造式の異なるステロイド系ホルモンでも,これら分子を,分子量の大きな分子に結合させ,動物に抗体産生が可能となれば測定可能であるため,種々の工夫が試みられている。
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