特集 症状からつかむ私の治療指針
婦人科
肥満
飯塚 理八
1
,
河上 征治
1
1慶応大産婦人科
pp.908-910
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204915
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肥満とるいそうは健康管理上各科共通の大きな課題となつているが,特に女性肥満症は諸病理学的考察はもとより生殖機能との相関解明と対策を講じねばならない。
女性肥満が初潮,妊娠,中絶,分娩,閉経など性ホルモン環境の変動を契機として起因する印象が強くもたれるため漠然と内分泌疾患との相関が示唆されているがその成因の究明は行なわれていない。しかし体重変動と性機能異常(特に無排卵)との相関を解明する一つの示唆としてestrogc11の脂肪組織へのdepositとそれに伴う代謝異常が考えられている。
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