研究
帝王切開の術後障害
真木 正博
1
,
櫻庭 広次
1
,
長沢 一磨
1
,
白取 田鶴子
1
Masahiro Maki
1
1弘前大学医学部産科婦人科学教室
pp.681-687
発行日 1969年8月10日
Published Date 1969/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204080
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はじめに
帝王切開は,鉗子手術に次いで頻度の高い産科手術の一つである。その頻度は特殊な病院を除いては,多くは5%前後である1)。
帝王切開術の術式そのものは比較的簡単なために,安易に手術が行なわれているむきもあるが,手術件数が多いだけに,日常診療上,帝切に由来する種々の障害患者に遭遇することも稀ではない。
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