グラフ
培養ヒトTrophoblastの電子顕微鏡的観察の試み
野嶽 幸雄
1
,
田村 昭蔵
1
,
山口 光哉
1
,
中川 欽司
1
,
鈴木 健治
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
pp.89-94
発行日 1969年2月10日
Published Date 1969/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203987
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近年著しい発展を遂げつつある生物学上の種々な領域における新しい技術と成果を導入し,生体の機能と形態の関連を極微の世界にとらえようとする試みがなされるに至り,電子顕微鏡的研究はさらに新たな発展を示しつつある。
Trophoblast(以下Trと略す)の電顕的研究は,Wislocki & Dempsy(1955年)1)以来,形態学的追求を主眼として詳細な検討が行なわれてきたが,その成果をかかる観点からとらえようとする試みは,他の分野に比べいまだ十分とはいい難い。
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