特集 避妊法--現在の焦点とその評価
子宮内避妊法—特にその避妊機序と効果について
石浜 淳美
1
Atsumi Ishihama
1
1岩手医科大学産婦人科教室
pp.361-367
発行日 1967年5月10日
Published Date 1967/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203690
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
最近一時的避妊法として世界的に関心を集めているのは,経口避妊法(oral contraception)と子宮内避妊法(intrauterine contraception IUD)である。
しかしながら,IUD法にはいまだ解決しなければならぬ多くの問題が残されている。ことにその避妊機序の問題,長期間使用の問題など,今後の研究にまたねばならぬ点が多い。そこでそれらの点に関し,主として最近における海外の業績を紹介し,あわせてわれわれの実験成績を簡単にのべることにする。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.