Japanese
English
特集 産科合併症・2
放射線と妊娠
Radiation and pregnancy
田渕 昭
1
,
平位 剛
1
,
中川 繁
1
Akira Tabuchi
1
1広島大学医学部産科婦人科学教室
pp.531-536
発行日 1966年7月10日
Published Date 1966/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203512
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はじめに
放射線による診断と治療は医学の進歩につれて増加する傾向があり,診断による被曝が人為的放射線の被曝の主要な原因となつてきた。医学的効果を害することなく障害の可能性を最小限度に止めるための工夫が問題となつておる。
人間の放射線被曝に「これ以下の線量では障害を起こさない」という閾値があるかどうかは不明であるが,放射線防護の立場からは「いかなる低線量でも被曝した個人や集団には線量に比例して障害の可能性は増加する」と仮定して議論されておる。
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