Japanese
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薬の臨床
婦人尿路感染症に対するキモタブ療法の経験
Experience with "Kimotab" for female urinary tract infections
森 新太郎
1
,
更谷 一夫
1
Shintaro Mori
1
1住友病院 産婦人科
pp.485-487
発行日 1966年6月10日
Published Date 1966/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203503
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はじめに
近時蛋白分解酵素が登場し,これに消炎脱浮腫作用のあることがみつけだされて以来,これが広範囲に臨床面に使用されるに至つた。
これらの酵素には動物および植物より抽出されたものがあるが,われわれは今回その両者よりなるキモタブ錠(1錠中に動物性蛋白分解酵素トリプシン1mg=2,500単位と植物性蛋白分解酵素ブロメライン50mg=20,000単位を含有)を婦人科尿路感染症主として尿道膀胱炎に使用しその著効あることを認め,臨床使用にきわめて有利な薬剤であることを経験したので報告する。
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