Japanese
English
臨床
臍帯血管異常による死産3例について
Three cases of stillbirth due to the anomaly of umbilical blood vessels
神尾 憲治
1
,
永井 宏
2
,
鈴木 孝蔵
2
,
針生 雄吉
2
Kenji Kamio
1
,
Hiroshi Nagai
2
1国立水戸病院産婦人科
2東北大学医学部産婦人科教室
pp.309-311
発行日 1966年4月10日
Published Date 1966/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203465
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はじめに
臍帯の過度捻転や卵膜附着などによる死産および胎児死亡については,すでに多くの報告例があるが,臍帯の絞窄,また臍帯附着異常を認めないにもかかわらず,臍帯血管が破裂する例は余り多くない。
われわれは,妊娠10ヵ月の分娩時に,臍帯血管が破裂し,死産した2例,妊娠9ヵ月で,臍帯の過捻転を起こし,臍帯血管腔が,ほとんど消失し,胎児死亡をきたした1例を経験したので報告する。
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