Japanese
English
臨床
頸管妊娠の1例
A case of cervical pregnancy
岡田 正俊
1
,
伊藤 久彰
1
,
北条 泰輔
1
Masatoshi Okada
1
1新潟大学医学部産婦人科教室
pp.305-308
発行日 1966年4月10日
Published Date 1966/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203464
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はじめに
頸管妊娠を臨床上確診することは非常にむずかしくまたその処置を誤れば大出血を来たし母体の予後の極めて悪い点からも臨床上慎重なる取り扱いが望まれる。本症は昭和28年九嶋により記載されて以来最近つぎつぎと報告され,従来考えられていたほど本症の稀有性についての意義は失われて来たと考えられよう。
最近われわれは本症の1例を経験したので,その症例および過去13年間の本邦文献上の59例について統計的考察を加えてここに報告する。
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