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産婦人科領域におけるメデルカル・エレクトロニックスの応用 薬剤
有色造影剤によるリンブォグラフィーについて
Lymphography using colored contrast medium
片山 通夫
1
Michio Katayama
1
1川崎市立病院放射線科
pp.833-837
発行日 1965年10月10日
Published Date 1965/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203356
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はじめに
リンフォグラフィーは,1931年Carvalho1)により始めて,Throtrastを用いて,リンパ管内に直接注入が行なわれてから久しくかえりみられなかつたが,1952年KimmonthによりJoduronおよびTriopacを用いて臨床に応用されるに到つた。日本では1959年慶大の加藤俊男がShinzのところで,リンフォグラフィーを学び,Urografinを用いて実験を行なつた5)。しかし共同研究者である私はUrografinでは良好なリンフォグラムがえられないので種々なる造影剤につき検討を行なつた26)。
そして植物油の脂肪酸エチルエステルにヨード(以下Jという)を有機医的に結合せしめ,それに植物油にJを有機的に結合せしめたものとを混合せしめ,粘稠度を50CPS/18℃以下とした油性造影剤(PopiodolおよびLipiodol……各試作品)がもつとも良くリンフォグラムをえることを報告した。
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