Japanese
English
臨床と薬剤 奇形・1
Klippel-Feil病の1例
A case of Klippel Feil disease
今野 忠
1
,
山内 隆
1
,
麦倉 義司
2
Makoto Imano
1
,
Yoshiji Mugikura
2
1東北大学医学部産婦人科教室
2仙台公済病院
pp.153-154
発行日 1963年2月10日
Published Date 1963/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202753
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はじめに
Klippel-Feil病は先天性頸椎奇形を主要変化とする稀有な疾患であり,解剖学的には古くから多くの報告があつたが,臨床的,レ線学的および病理学的にはKlippelおよびFeilが1912年に初めて詳細な報告を行なつた。
本症の特徴は解剖学的には,1)頸椎の圧縮および癒合,2)頚椎披裂,3)胸廓上昇による頚胸廓の発現であり,臨床的には,1)頚の短かいこと,2)後頭部髪縁の低下,3)頭部運動制限等であるが,現在かかる症候を有するものがKli—ppel-Feil病,或は症候群として報告されるようになつた。
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