Japanese
English
産科 奇形・2
奇形児(両側少指症および橈骨欠損症と肝脱出症)の1剖検例
Autopsy findings of a newborn with bilateral brachydactyly, absence of radius and liver ectopia
武田 正美
1
,
宮川 コウ
1
,
宮川 慶吾
2
Masami Takeda
1
,
Keigo Miyakawa
2
1岩手県立中央病院産婦人科
2岩手医科大学病理学教室
pp.663-666
発行日 1962年9月10日
Published Date 1962/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202668
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まえがき
四肢奇形中,多指趾症の報告は必ずしも珍しいものではないが,少(欠)指趾症については比較的少なく,本邦報告例中これに相当するものは過去15年間,白岩(1952)15),鈴木(信)(1954)17),布施(1957)3)等をかぞえるにすぎない。私どもは最近,両手4指(拇指にあたるものが欠損)と両側橈骨の欠損症に肝脱出症(臍帯ヘルニア)を合併した珍らしい奇形死産児の1例を経験し,剖検しえたので,その大要を報告する。
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