Japanese
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薬剤の臨床
婦人科手術後及び慢性炎症等による腰痛下腹痛に対するコンドロン内服療法
Oral administration of "Chondron" in lumbago and abdominal pains following laparatomy or chronic inflammations
岩淵 慎助
1
,
安孫子 純夫
1
Shinsuke Iwabuchi
1
1米沢市立総合病院産婦人科
pp.425-427
発行日 1961年5月10日
Published Date 1961/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202425
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Ⅰ.はしがき
腰痛腰冷感下腹痛等を主訴として婦人科を訪れる患者は相当に多く,特に婦人科手術療法後の愁訴及び急性炎症後の慢性化症状として訴える患者に対しては超短波療法・ザルソ剤・ビタミン剤・アミノピリン剤・塩酸プロカイン注射療法及び手術療法等が各種症状に応じて行われているが,常に満足すべき治療効果をあげ得るとは限らず,患者は主訴を長期に頑強に訴え,多分に精神身体症も加味され,患者自身は勿論われわれ婦人科医もその治療対策に苦悩することが多い。
最近コンドロイチン硫酸製剤コンドロン注射が婦人科的腰痛に効果のあることを知り,慢性化した上記主訴の患者25名にコンドロン顆粒内服を比較的長期に使用した所良好な結果を見たので報告する。
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