Japanese
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薬剤の臨床
便秘時のPursennid臨床経験—産婦人科領域に於て
Clinical experience with Pursennid for obstipation
街風 喜雄
1
,
大森 亮英
1
,
村瀬 喜和子
1
Yosio Tsumuji
1
1関東逓信病院産婦人科
pp.503-506
発行日 1960年5月10日
Published Date 1960/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202207
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Ⅰ.はじめに
婦人は生活環境から便秘し易く,日常外来患者でも主疾患と共に便秘に悩む者が非常に多い。殊に開腹手術後や子宮癌ラジウム照射後,或は妊娠,分娩,産褥の経過中幾日も便秘して不快感を訴える症例に屡々遭遇する。
排便が正常に行われないと,Indole, Skatole, Phenol, Cresol, Histamine,細菌毒素その他の毒性物質が血中に吸収され,有害作用を惹起する可能性がある。腹部膨満感,下腹痛,食欲不振,頭痛,めまい等いろいろの不快症状を呈するは当然であり,対症的にも之を矯正する必要がある。
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