Japanese
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グラフ
半頭体兼無体児及び無心体
Hemicephalus associated with accormus and acardiacus
東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.1171-1172
発行日 1959年12月10日
Published Date 1959/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202094
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27歳 第2回妊娠,第2回産
家族歴に奇形,血族結婚なし,前回分娩は前置胎盤のため帝切,今回妊娠時風疹等のビールス性疾患に罹患せず,ワ氏反応陰性,最終月経:昭和34年1月15日より5日,34週4日,妊娠中毒症及び妊娠貧血の治療のため入院,入院時子宮底52cm,腹囲112cm,第1頭位の児心音は右臍棘線中央にて聴取するも第Ⅱ盤位の児心音聴取不能,36週3日,第I児は陣痛微弱のため鉗子二分娩,第Ⅱ児は切胎術不能のため腹式帝王切開を行う。単羊膜性双胎児であつて第1児は体重1830gr,女性,軽度の水頭症あるも健在,第Ⅱ児は体重2650gr,無心半頭体,脳頭蓋は欠如せるも,大脳,小脳共にあり,顔面各器官の原基は認めうる。肺,心臓を欠く,四肢では左下肢のみ略々その形をなすも他は全く不完全である。
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