Japanese
English
臨床研究
吾教室性器結核の臨床及び検査成績について
On the clinic and result of examination of genital tubercnlosisof women
村越 充明
1
Mitsuaki Murakoshi
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
pp.113-119
発行日 1959年2月10日
Published Date 1959/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201899
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Ⅰ.緒言
女子性器結核の研究は1779年Morgagniが14才少女の1剖検例を記載した事に始まる。それ以后の報告は単なる解剖学的な報告にとどまつていたが,Hegar1)(1886)が臨床的に独立した疾患として体系づけて以来,本症に対する関心が高まり,相ついで多くの研究報告がみられるようになつた。
本邦に於ては水2)(1934),石井3)(1934),山田・美馬4)(1936),木村5)(1953),水谷6)(1955),等による臨床的及び組織学的研究の記載がみられるが,篠田7)−24)及びその門下は1939〜1956年の17年間に亘り一連の系統的研究を発表し,女子性器結核の臨床及び診断面に大きな功績を残した。
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