Japanese
English
病例研究
移植卵巣の嚢腫形成例に就いて
A case of cystoma developed in transplanted ovary
瀬尾 芳寛
1
Yoshihiro Seo
1
1日立製作所多賀病院産婦人科
pp.631-633
発行日 1957年9月10日
Published Date 1957/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201609
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緒言
若年者乃至成熟期にある婦人の性器疾患,殊に両側性附属器疾患に遭遇し,両側卵巣を剔除した場合,正常卵巣組織の一部を自家移植する事は欠落症状予防の一方法として効果的なものと確認されている。
この様な目的を以て移植した卵巣が,術後1年を経て鵞卵大に腫大し,疼痛著明,且つ多量の子宮出血を伴い,剔除せざるを得なかつた1例に遭遇したので報告する。
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