今月の臨床 多胎妊娠管理の最新スタンダード─ガイドラインを踏まえて
多胎妊娠の妊娠・分娩管理
1.MD双胎の管理
村越 毅
1
1聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター周産期科
pp.1219-1227
発行日 2013年12月10日
Published Date 2013/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103555
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●膜性診断は双胎妊娠管理の基本であり,妊娠初期に確実に行うことが大切である.膜性不明の場合はよりリスクの高い1絨毛膜双胎として管理する.
●MD双胎の管理は最低2週間ごとの推定体重と羊水量測定を行う.推定体重や羊水量に差を認める場合は,TTTSに代表される特徴的な疾患を念頭におき精査する.
●胎児血流計測(臍帯動脈,臍帯静脈,静脈管,中大脳動脈など)はMD双胎管理,特に精密検査および胎児評価にきわめて有用なツールである.
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