今月の臨床 進行婦人科がんの集学的治療
卵巣がん
1.進行卵巣がんの治療戦略―初回手術・術前化学療法どちらを選ぶか
遠藤 大介
1
,
渡利 英道
1
,
櫻木 範明
1
1北海道大学医学部産婦人科
pp.1146-1153
発行日 2013年11月10日
Published Date 2013/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103537
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●進行卵巣がんの予後因子として初回手術後の残存腫瘍径が重要であり,最大限の腫瘍減量のために術前化学療法が考慮される.
●術前化学療法後の腫瘍減量手術が予後の改善に寄与するかどうかに関して,新たな知見が得られてきている.
●いくつかの臨床試験の結果から,術前化学療法+腫瘍減量手術が標準治療の1つの選択肢として容認されていく可能性がある.
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