今月の臨床 婦人科がんの予防戦略と早期診断
子宮体がん
1.リスク因子を考慮した子宮体がん予防
水口 剛雄
1
,
吉川 裕之
1
1筑波大学医学医療系産科婦人科学
pp.798-804
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103459
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●国内での子宮体がん罹患率は年々増加傾向にあり,少子化・晩婚化と生活習慣の欧米化により,今後さらに増加を続けると思われる.
●子宮体がんの主なリスク因子は,少ない経妊・経産回数,肥満,糖尿病などであり,生活習慣の改善および経口避妊薬の服用が予防法として有効と考えられる.
●高用量MPA療法は子宮内膜異型増殖症に対する妊孕性温存療法として有用であるが,再発率も高く,厳重な管理とインフォームド・コンセントが重要である.
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