連載 病院めぐり
―帝京大学―ちば総合医療センター
梁 善光
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1帝京大学 ちば総合医療センター
pp.187
発行日 2009年2月10日
Published Date 2009/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101969
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帝京大学ちば総合医療センターは,帝京大学医学部の3番目の付属病院として1986年に13診療科,315床で開院した総合病院です.千葉県の房総半島のつけ根の東京湾に面した側(内房地区)の小高い丘の上にあります.その後,増築・診療科新設により,現在では19科,517床となっています.当初の名称は帝京大学医学部附属市原病院であり,“帝京市原”と親しまれてきましたが,開院20周年を機に病院名を改称しました.貝原学前教授の退任後,梁善光が教室を主宰しており,スタッフは教授,准教授,講師各1名と4名の助手の7名です.独自の入局者に加えて,帝京大学本院や東京大学と連携して員数を確保しています.
千葉県は,人口密集の東葛・千葉地区と半過疎の房総・北総・東総地区に二分されます.前者の医療事情は東京と同じですが,後者のそれは東京の隣県なのにまさに過疎地域そのものです.当院はこの半過疎地区にあるため,大学病院でありながら市民病院的な役目も担っており,産婦人科の全分野にわたって水準以上の医療を要求されます.そのようななか,日本産科婦人科内視鏡学会,日本生殖医学会,日本婦人科腫瘍学会などの専門医,指導医を擁してそのニーズに応えています.
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