今月の臨床 妊産婦の薬物療法―あなたの処方は間違っていませんか
妊婦における薬物療法の基礎知識
豊口 禎子
1
1山形大学医学部附属病院薬剤部
pp.1155-1159
発行日 2008年9月10日
Published Date 2008/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101850
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はじめに
母体に投与された薬物は胎児に移行するが,薬物により胎盤通過性が異なる.胎児へと移行した薬物は,催奇形性や胎児毒性を発現する可能性がある.また,妊娠中は体内水分量などが変化し,代謝・排泄機能も変化するため,母体の薬物動態が異なり,薬効の発現が変化する可能性がある.
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