今月の臨床 母体救急
1.25時代,双子出産で見えたもの
中川 美香
1
1宮崎日日新聞社文化部
pp.705-707
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101374
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
管理入院で見えた世界
私は32歳だった2003年,宮崎大医学部附属病院で双子を出産した.出産前は報道部勤務.深夜労働が当たり前の職場で,同僚も取材対象も男性中心だったためか,子供を産むなんて想像もしていなかった.それが双子を授かったことで,がらりと新しい世界が見えた.すべては管理入院のおかげである.
DDツインで子供も母体も比較的安定していたのをいいことに,妊婦やスタッフに多くの話を聞いた.当時の日記をベースに,育児休業明けに書き始めたのが,妊娠・出産・育児をテーマにした連載「ハロー!ベイビーズ~双子育児で見えたもの」.親たちや病院スタッフのご理解,ご協力をいただいて実現した.2006年末現在,86回を越えた.読者の方から多くのお便りをいただき,妊娠・出産への関心の高さをひしひしと感じている.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.