連載 いのちの響き・12
ウェルカム,双子ちゃん
宮崎 雅子
pp.4
発行日 2000年1月25日
Published Date 2000/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902316
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「生まれそうです!」助産婦さんが慌てて呼びに来てくれ駆けつけてみると,さっきまで分娩台の上で捻っていた産婦は,床に降りて壁の隙間に横たわっていた.みるみる頭が見えて,一人目が誕生.喜びに浸る間もなく次の陣痛が来て,逆子の赤ちゃんが膜に包まれたままやって来た.二人も生まれちゃったから,感動と驚きはいつもの二倍.元気なベビーたちで,ほっと胸をなでおろす.
産婦には妊娠中,様々なトラブルや入院,上の子のことなど心配事が山のようにあったけど,ようやくこの日を迎えられた.
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