今月の臨床 産婦人科医に必要な乳がんの知識
乳がんの診断
3.乳がんの細胞診,組織診
元村 和由
1
,
南雲 サチ子
1
,
柄川 千代美
1
,
菰池 佳史
1
,
稲治 英生
1
,
小山 博記
1
1大阪府立成人病センター乳腺・内分泌外科
pp.916-921
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100562
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はじめに
乳房病変の診断に際し,視触診,超音波検査,マンモグラフィがルーチンに行われる.腫瘤が触知される場合,画像上の非触知腫瘤,マンモグラフィ上悪性が疑われる石灰化が存在する場合には,さらに生検による確定診断が求められる.生検手技として主に穿刺吸引細胞診,外科的生検が行われてきたが,最近ではコア針生検,吸引式針生検が汎用されるようになってきている.本稿では,穿刺吸引細胞診,コア針生検,吸引式針生検の生検手技と診断におけるアルゴリズムを概説する.
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