今月の臨床 妊産婦と薬物治療─EBM時代に対応した必須知識
Ⅱ.妊娠中の各種疾患と薬物治療
1.日常的な突発疾患の治療と注意点
[呼吸器系疾患] かぜ症候群
山中 智哉
1
,
安水 洸彦
1
1NTT東日本関東病院産婦人科
pp.420-421
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100219
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
1 診療の概要
かぜ症候群とは急性の上気道感染症であり,急性上気道炎と呼ばれることもある.
いわゆるかぜ症状とは,くしゃみ,鼻水,鼻閉,咽頭痛,嗄声,咳嗽,喀痰,発熱,頭痛,腰痛,関節痛,食欲不振,全身倦怠感などが単独あるいは複合して出現した状態である.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.