今月の臨床 女性診療科外来プラクティス
VII 乳腺外来
2. マンモグラフィ,超音波検査
藤野 久仁子
1
,
榎本 智子
1
,
植木 實
1
1大阪医科大学産婦人科
pp.611-615
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100107
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1 はじめに
乳房は主に乳腺組織と脂肪によって構成されており,年齢,月経周期,妊娠,閉経,ホルモン補充療法などによって変化するreproductive organsの1つである.女性のトータルケアが求められる産婦人科医にとって,このようにさまざまに変化する乳腺に関する知識は十分に必要である.乳癌を含めた乳腺疾患のスクリーニングを行うためには,視触診とともに乳腺の画像診断法の中心であるマンモグラフィ,超音波検査手技を取得することは大切であると思われるので,以下に両者の検査法と特徴について述べる.
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