シンポジウム いわゆる鞭打ち損傷
“いわゆる鞭打ち損傷”—治療論—脳神経外科の立場から
都留 美都雄
1
Mitsuo TSURU
1
1北海道大学医学部脳神経外科学教室
pp.315-323
発行日 1968年4月25日
Published Date 1968/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908454
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いわゆる"鞭打ち損傷"が,最近大きな社会問題となつてきていることは衆知のところであるが,実際にそれが正しい姿で取り上げられているかということになると,そうではなく,その中に多くの問題が含まれている.マスコミのセンセーショナルな取り上げ方もその一つの原因であるが,それも結局は医療担当者に責任があると思われる.
その医療担当者の責任にも,各種のものが考えられるが,本論文では主として治療の面からそれを論ずることにする.
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