Japanese
English
論述
diabetic footに対する高気圧酸素治療
Hyperbaric Oxygen Therapy for Diabetic Foot
野呂 純敬
1
,
川嶌 眞人
1
,
田村 裕昭
1
,
高尾 勝浩
1
,
吉田 公博
1
Yoshihiro Noro
1
1医療法人玄真堂川嶌整形外科病院
1Kawashima Orthopedic Hospital
キーワード:
diabetic foot
,
糖尿病性足病変
,
hyperbaric oxygen therapy
,
高気圧酸素治療
,
transcutaneous oxygen tension
,
経皮的酸素分圧
Keyword:
diabetic foot
,
糖尿病性足病変
,
hyperbaric oxygen therapy
,
高気圧酸素治療
,
transcutaneous oxygen tension
,
経皮的酸素分圧
pp.147-152
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908413
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抄録:われわれの施設ではdiabetic footに対し高気圧酸素治療(HBO)を行っている.39例47足(男27例,女12例)中,糖尿病に閉塞性動脈硬化症を合併しているものが14例(35.9%)あった.治療はHBOと薬物療法(抗生物質,抗凝固剤,プロスタグランジンE1など)を併用し,効果が不十分な場合は,掻爬,局所持続洗浄,切断などの手術療法を行った.HBOの治療期間は10日から5年,平均7.0カ月であった.壊疽を来した症例に対しHBO(2絶対気圧,約60分の純酸素吸入)を20~30回を1クールとして行った.切断部位の決定のためには原則として経皮的酸素的圧測定を行い,常圧で40mmHg,もしくは2絶対気圧で300mmHg以上を示す部位で切断した.治療成績は,良22足・可6足・不可8足・中止9足(例)・死亡2足(例)であった.本疾患にはHBOを含め総合的な治療が重要であると考えられた.
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