Japanese
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臨床経験
The Extensor Indicis Proprius Syndromeの1例
The Extensor Indicis Proprius Syndrome: A Case Report
仲田 和正
1
,
宮原 尚
1
,
大木 勲
1
Kazumasa Nakada
1
1自治医科大学整形外科学教室
1Departement of Orthopaedic Surgery, Jichi Medical School
キーワード:
示指固有伸筋
,
extensor indicis proprius
,
狭窄性腱鞘炎
,
stenosing tenosynovitis
Keyword:
示指固有伸筋
,
extensor indicis proprius
,
狭窄性腱鞘炎
,
stenosing tenosynovitis
pp.1487-1489
発行日 1988年12月25日
Published Date 1988/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908002
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抄録:Extensor Indicis Proprius Syndromeは,ばね指や,de Quervain腱鞘炎と同様の狭窄性腱鞘炎であるが報告は稀である.今回,我々は重量物を押したことにより発症した本症候群の1例を経験したので報告する.
患者は38歳女性,重量物挙上にて増強する手関節背側痛を主訴として来院した.背側第4コンパートメント(月状骨付近)に圧痛があり掌屈にて疼痛は増強する.保存治療にて反応せず手術を行った.示指固有伸筋筋腹は他の筋腹よりも遠位まで見られ,掌屈にて肥大した筋腹が伸筋支帯よりも遠位まで滑走し伸筋支帯により狭窄されるのが分かった.第4コンパートメント部分の伸筋支帯を切離して症状は改善した.
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