Japanese
English
臨床経験
環軸関節カリエスの1治験例
A Case of Tuberculosis of the Atlanto-Axial Joint
宇佐見 則夫
1
,
足立 秀
1
,
渡辺 憲一
1
,
小林 慶二
2
Norio Usami
1
1大田原赤十字病院整形外科
2静岡赤十字病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Otawara Red Cross Hospital
キーワード:
上位頸椎
,
upper cervical spine
,
結核
,
tuberculosis
,
前方固定術
,
anterior fusion
,
併用法
,
double approach
Keyword:
上位頸椎
,
upper cervical spine
,
結核
,
tuberculosis
,
前方固定術
,
anterior fusion
,
併用法
,
double approach
pp.1403-1406
発行日 1987年12月25日
Published Date 1987/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907743
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抄録:上位頸椎のカリエスに対して,近年,頻繁に手術療法が行われるようになった.しかし,病巣の特殊性のため,単一のアプローチのみでは十分な視野を得ることはできない.今回,我々は,環軸関節力リエスを経験し,経口侵入と前側方侵入を併用することにより,広い視野を得,安全・確実に手術を行うことができたので,本症例を提示し,更に,上位頸椎前方侵襲法(経口法・前側方法・側方法・mandible-splitting approach)の問題点を検討した.その結果,本症例のように,広汎な病巣を有する場合は,2つのアプローチを併用することが,各々の欠点を補え,確実な手術が可能となるので,理にかなったすぐれた方法と言える.
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