特別寄稿
膝関節靱帯性不安定性の診断とその分類—10年間をふり返って
Jack C. Hughston
1
,
伊勢亀 冨士朗
2
1Division of Orthopedics Sports Medicine Section, Tulane University and Hughston Orthopedic Clinic
2慶應義塾大学医学部整形外科学教室
キーワード:
前内方回旋不安定性
,
AMRI
,
anteromedial rotatory instabinity
,
前外方回旋不安定性
,
ALRI
,
anterolateral rotatory instabinity
,
後外方回旋不安定性
,
PLRI
,
posterolateral rotatory instability
Keyword:
前内方回旋不安定性
,
AMRI
,
anteromedial rotatory instabinity
,
前外方回旋不安定性
,
ALRI
,
anterolateral rotatory instabinity
,
後外方回旋不安定性
,
PLRI
,
posterolateral rotatory instability
pp.23-28
発行日 1987年1月25日
Published Date 1987/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907537
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
われわれは10年前に,それまでの15年間の靱帯性膝不安定性の症例を分析して,その分類法を提唱した.それからさらに10年経過した今日,症例数を重ね分類に対する誤解や論点になってきた諸問題について,より明確に検証することができたので報告し大方の参考に資したい.
靱帯性膝不安定性の分類3,4,10)は臨床症状と手術野で病態を確認したもので,臨床診断の基準となるものである.分類の他の目的は知識交換に必要な共通用語となることである.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.