Japanese
English
臨床経験
野球投手の利き腕側に発生した肋骨疲労骨折の2症例
Two Cases of Stress Fracture of the Rib of Throwing-arm Side in Baseball Pitcher
井上 智雄
1
,
森 健躬
1
,
武藤 芳照
2
Tomoo Inoue
1
1東京厚生年金病院整形外科
2東京大学教育学部
1Department of Orthopedic Surgery, Tokyo Koseinenkin Hospital
キーワード:
疲労骨折
,
stress fracture
,
野球選手
,
baseball pitcher
Keyword:
疲労骨折
,
stress fracture
,
野球選手
,
baseball pitcher
pp.1179-1181
発行日 1986年10月25日
Published Date 1986/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907501
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抄録:スポーツにより発生した肋骨疲労骨折は,主にゴルフスウィングを繰返したことにより,非利き腕側に発生すると報告されている.今回著者らは,野球投手の利き腕側に発生した肋骨疲労骨折を経験したので報告する.本症発生の特徴は,無理な投球フォームを指摘されている投手が,集中的に投球練習を繰り返したことにより,解剖学的抵抗減弱部位である肋骨角と肋骨結節の間で骨折を起こすという点である.このことより,正しい投球フォームと練習計画の指導が重要と考えられる.
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