Japanese
English
臨床経験
いわゆるGuyon管症候群の2症例
A Report of Two Cases of Ulnar Tunnel Syndrome
清水 富男
1
,
武部 恭一
1
Tomio SHIMIZU
1
,
Kyoichi TAKEBE
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kobe University School of Medicine
キーワード:
絞扼神経障害
,
entrapment neuropathy
,
尺骨神経
,
ulnar nerve
,
手関節
,
wrist
Keyword:
絞扼神経障害
,
entrapment neuropathy
,
尺骨神経
,
ulnar nerve
,
手関節
,
wrist
pp.1117-1120
発行日 1983年10月25日
Published Date 1983/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906844
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上肢における尺骨神経のentrapment neuropathyとしては,肘部管症候群と尺骨神経管症候群とがあげられる.このうち低位尺骨神経麻痺をもたらす尺骨神経管症候群,いわゆるGuyon管症候群についてはその報告は少なく,また末梢神経障害としても,その頻度は低いようである.本邦および諸外国における報告例ではその原因疾患の第1位はガングリオンである.今回われわれは外傷および職業を原因として発症したと考えられる尺骨神経管症候群2例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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