Japanese
English
論述
小児の脊髄損傷
Spinal Cord Injuries in Young Children
飯島 謹之助
1
,
若野 紘一
1
,
小林 慶二
1
,
平林 洌
1
,
千野 直一
2
Kinnosuke IIJIMA
1
1慶應義塾大学医学部整形外科学教室
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Orthopaedic Surgery, Keio University School of Medicine
キーワード:
脊髄損傷
,
spinal cord injury
,
小児
,
child
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
Keyword:
脊髄損傷
,
spinal cord injury
,
小児
,
child
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
pp.499-507
発行日 1983年5月25日
Published Date 1983/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906747
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はじめに
小児の脊髄損傷は成人に比べると発生頻度が低く,X線上では明らかな脊椎の骨傷が認められないことが多く,また成因,病態,予後においても成人とは異なることが多い.そして,文献上にもまとまった報告が少なく,そのため本症の成因や病態には解明すべき点が多く残されている.
今同われわれは,慶應義塾大学病院ならびに関連病院において経験した分娩時外傷を含む8歳以下の小児の脊髄損傷11例について,その成因,病態,およびリハビリテーションの問題について検討し,若干の文献的考察を加えて報告する.
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