特集 上位頸椎部の諸問題
総括
X.リウマチ(装具,手術)の部
竹光 義治
1
Yoshiharu TAKEMITSU
1
1旭川医科大学整形外科学教室
pp.385-386
発行日 1983年4月25日
Published Date 1983/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906732
- 有料閲覧
- 文献概要
研究会最後のsessionではRAによるatlanto-axial subluxation(AAS)とvertical subluxation(VS)に対する保存的,手術的治療の適応と方法,成績,問題点が活発に論じられた.
X-1.藤原氏はclassical RAで10年以上病歴を有しatlanto-dental interval(ADI)が3mm以上の25症例(5〜10mm 7,10mm以上1),stage 4 13例)に対し頸椎カラーを装着し大部分の症例に疼痛改善が認められ5例に関節癒合が認められた.勿論無効例もありmutilans型や長期ステロイド投与例はX線上も臨床症状も改善は得られなかったが,JRAや全身的癒合傾向のあるものはカラー固定をまず試みてよいと述べた.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.