特集 上位頸椎部の諸問題
総括
IX.リウマチ(X線変化など)の部
片岡 治
1
Osamu KATAOKA
1
1国立神戸病院整形外科
pp.383-384
発行日 1983年4月25日
Published Date 1983/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906731
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著者の担当した部門は,慢性関節リウマチ(RA)における上位頸椎の主としてX線所見をテーマにしたものである.8演題のタイトル,所属および演者名は別表のごとくである.演題1と2はRAの環軸関節脱臼のX線学的解析を,他の6演題はRAの上位頸椎病変のX線変化を中心に論じている.
IX-1の有馬は,2例のRA患者を対象として環軸関節脱臼の動態のX線検索を行い,不安定性はある一定の角度での発生点をもって生じると結論し,これがX線撮影および治療法の指標となると論じた.東山(千葉リハビリ)および杉浦(岡崎市立)は回旋位での不安定性の回旋角との関係,患者姿勢の影響および頭の重心の位置につき質した.
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