特集 上位頸椎部の諸問題
総括
II.Halo-brace,手術術式の部
小野村 敏信
1
Toshinobu ONOMURA
1
1大阪医科大学整形外科学
pp.371-372
発行日 1983年4月25日
Published Date 1983/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906724
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このセッションでは上位頸椎に対するHalo-braceならびに手術術式というテーマのもとに,観血的治療手技に関連した8題の発表が行われた.
原田氏(総合せき損センター)は歯突起骨折を中心とする20例に外固定法としてHalo-braceを用い,2例は保存的に他は観血的に治療して満足な成果を得た経験を述べ,上位頸椎疾患に対するこの固定法の有用性を強調した.原田氏らは頸部の保持をより強固にすると同時に体位の微調整をより細かく行うために,ターンバックルをもつ4本のup-right barによってhaloとbraceを連結して用いている.
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