Japanese
English
臨床経験
掌蹠膿疱症に伴った骨関節炎—HLAからみた本症の側面
Osteoarthritis in Pustulosis Palmaris et Plantaris: with special reference to H. L. A.
石井 良章
1
,
河路 渡
1
,
塩原 哲夫
2
,
長島 正治
2
,
八木田 旭邦
3
,
相馬 智
3
Yoshiaki ISHII
1
1杏林大学医学部整形外科学教室
2杏林大学医学部皮膚科
3杏林大学医学部第一外科
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine Kyorin University
キーワード:
白血球型抗原HLA
,
human leukocyte antigen
,
掌蹠膿疱症PPP
,
pustulosis palmaris et plantaris
Keyword:
白血球型抗原HLA
,
human leukocyte antigen
,
掌蹠膿疱症PPP
,
pustulosis palmaris et plantaris
pp.1239-1244
発行日 1982年12月25日
Published Date 1982/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906649
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はじめに
掌蹠膿疱症に骨関節の異常を伴うことは,本邦では佐々木(1967)4)が鎖骨骨髄炎の合併を記載したのに始まり,報告例は近年とみに増加している.以後多くの研究により,本症の臨床病態はしだいに明らかにされつつある.
しかし本態,病因は未だ全く不明のため,免疫学的アプローチによりこれを解明しようとする試みがなされて来た.HLAの検討もこの1つで,従来AおよびB抗原を中心に検索が行われ,特にB27の陽性率に関心が払われて来た.今回我々はB抗原も含めて,A,B,C,DRの4種類の抗原を検討し,若干の知見を得たので報告する.
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