Japanese
English
論述
レクリングハウゼン病に伴う脊椎変形7例の手術経験
Operative Treatment for Spinal Deformities of Recklinghausen's Disease, Report of Seven Cases
田中 豊孝
1
,
熊野 潔
1
,
下出 真法
1
,
森 愛樹
1
,
近藤 泰児
1
,
小島 龍也
1
,
岡井 清士
2
,
関 寛之
3
,
三上 凱久
4
Toyotaka TANAKA
1
1東京大学医学部整形外科学教室
2都立駒込病院整形外科
3国立霞ケ浦病院整形外科
4虎の門病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, University of Tokyo
キーワード:
レクリングハウゼン病
,
Recklinghausen's disease
,
脊椎変形
,
Spinal deformity
,
両下肢麻痺
,
paraplegia
,
神経線維腫症
,
neurofibromatosis
,
側彎
,
scoliosis
Keyword:
レクリングハウゼン病
,
Recklinghausen's disease
,
脊椎変形
,
Spinal deformity
,
両下肢麻痺
,
paraplegia
,
神経線維腫症
,
neurofibromatosis
,
側彎
,
scoliosis
pp.15-22
発行日 1982年1月25日
Published Date 1982/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906464
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はじめに
Recklinghausen病(以下R病と略す)に伴う脊椎変形に対する手術的治療については,R病に特有である骨の脆弱性や,カーブの進行性などにより,必ずしも容易でないとされている.また変形により生じた下肢麻痺に対する治療も,R病に特有の高度の脊椎変形のために,容易ではない.しかるに,本邦においては,R病に伴う脊椎変形に対する手術的治療の報告は意外と少ない.著者らは昭和46年以来,2例の両下肢麻痺を含む7例のR病に伴う胸腰部脊椎変形例に対する手術的治療を経験したので,ここに報告する.なお頸椎部における変形は,胸腰椎における変形に比して,病態,治療法においても,異にすると考え,今回の報告から除いた.
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