Japanese
English
手術手技
脊柱側彎症に対するV. D. S.(Zielke)法
V. D. S. (Ventrale Derotationsspondylodese) method by K. Zielke for correction of scoliosis
大谷 清
1
,
渡辺 俊彦
1
,
中井 定明
1
,
藤村 祥一
1
,
満足 駿一
1
,
柴崎 啓一
1
Kiyoshi OTANI
1
1国立療養所村山病院整形外科
1Dept. of orthop. surg, National Murayama hospital
キーワード:
減捻
,
derotation
,
脊椎固定術
,
spondylodesis
,
矯正
,
correction
,
側彎
,
scoliosis
Keyword:
減捻
,
derotation
,
脊椎固定術
,
spondylodesis
,
矯正
,
correction
,
側彎
,
scoliosis
pp.54-60
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906053
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1975年西独のDr. K. Zielkeは脊柱側彎症に対するDwyer手術を改良した方法としてVentrale Derotations-spondylodese(V. D. S.)法を紹介している(Orthopädische Praxis,Sonderdruck aus Heft 8/1975,XI. Jahrgang,Seite 562-569).彼は本手術法の特徴としてDwyer手術の短所とされている矯正後の後彎発生を抑え,椎体の減捻(derotation)効果を発揮するとして発表している(第1表).
昨年,著者の一人大谷は西ドイツ側彎症センターにDr. K. Zielkeを訪問し,彼の手術を見学する機会を得た,確かに彼の手術を見学し,本手術は後彎の発生を抑えるばかりか,ある程度の後彎矯正が可能であることを知つた.この点においてDwyer手術の短所を補足するものである.
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