Japanese
English
論述
半月板切除術後早期の関節造影
Arthrography in Early Period after Meniscectomy
伊達 伸也
1
,
山上 剛
1
,
鱸 俊朗
1
,
益永 恭光
1
,
根津 勝
1
,
前山 巌
1
Shinya Date
1
1鳥取大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Tottori University School of Medicine
キーワード:
関節造影
,
arthrography
,
膝
,
knee
,
半月板
,
meniscus
,
半月板切除術
,
meniscectomy
Keyword:
関節造影
,
arthrography
,
膝
,
knee
,
半月板
,
meniscus
,
半月板切除術
,
meniscectomy
pp.112-118
発行日 1985年2月25日
Published Date 1985/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907117
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抄録:半月板切除術を行った27例(全切除ないし亜全切除23例,部分切除4例)に対し術後早期(平均14.6日後)に透視下二重造影を行い,切離部分の形態や半月板の遺残状態等を観察した.造影所見を3型に大別し,それぞれについて考察を加えた.半月板の遺残は内側後節に多く認められた.遺残半月板に損傷が認められる場合,この損傷が初回手術での取り残しなのか後にあらたに生じたものかを鑑別することは術後時日を経るほど困難になることなど,遺残半月板障害をめぐる種々の問題について述べるとともに,それらを解決する上で術後早期の関節造影により半月板の遺残状態を把握しておくことが有用と思われることについて述べた.
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