Japanese
English
臨床経験
胸腔内に及んだ巨大な胸部硬膜外腫瘍の1治験例
Large extradural meningioma invaded to posterior mediastinum. A case report
川岸 利光
1
,
東野 修治
1
,
原田 征行
1
,
伊勢 紀久
1
,
坂田 悍教
1
,
関野 英一
2
Toshimitsu KAWAGISHI
1
1弘前大学医学部整形外科学教室
2弘前大学医学部第1外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Hirosaki University
pp.1121-1123
発行日 1979年11月25日
Published Date 1979/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906022
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はじめに
後縦隔腫瘍としては神経性腫瘍が最もよくみられるが,腫瘍が脊柱管腔内にまで侵入し脊髄圧迫による種々の神経症状を呈することがある.我々は脊椎管腔内から胸腔内(後縦隔部)にまで及んだ巨大な胸部硬膜外腫瘍(meningioma)によりparaplegiaを来たした1例を経験し,椎弓切除術および開胸,腫瘍摘出,前方固定術の2回の手術にて症状の著明な改善を得たので報告する.
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