臨床経験
Occipito-cervical anomalyにより四肢麻痺を来たした3症例
川岸 利光
1
,
東野 修治
1
,
原田 征行
1
,
王子 知行
1
,
中沢 成史
1
Toshimitsu KAWAGISHI
1
1弘前大学医学部整形外科学教室
pp.507-513
発行日 1978年5月25日
Published Date 1978/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905717
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はじめに
頭蓋・頸椎結合部には種々の先天性発育異常・奇形がみられるが,その研究の歴史は比較的古い.わが国では1975年清水等1)によつて,basilar impressionの最初の報告がなされている.
Occipito-cervical anomalyの臨床症状や機能障害はその解剖学的特異性からきわめて多彩であり,現在なお正確な診断がつかず放置されたり他の神経疾患と誤診されることも多い.
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