Japanese
English
臨床経験
Synovial Chondromatosisにおける関節腔内遊離小体の組織学的研究
Histological studies on the free loose bodies in the joints: synovial chondromatosis
森本 博之
1
,
佐々木 徹
1
,
小川 恭弘
1
,
田岡 博明
1
,
木下 勇
1
,
井形 高明
1
Hiroyuki MORIMOTO
1
1徳島大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Tokushima University School of Medicine
pp.838-843
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905978
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
Synovial chondromatosis(またはosteochondromatosis)は関節腔内遊離小体free bodyをきたす代表的な疾患である.これまで,本疾患については発生原因や罹患部位についての検討報告が多く,free bodyそのものの組織像あるいは発育形態が詳細に検索されたものは少ない.臨床的に,free bodyの存在が関節機能に重人な影響を及ぼすことから,その関節腔内における発育形態は非常に興味がある.われわれはsynovial chondromatosisを原因疾患とするfree bodyを光顕的,電顕的に検索し,2,3の興味ある所見が得られたので若干の文献的考察を加えて,検討報告する.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.