論述
予後調査成績よりみた幼小児上腕骨顆上骨折の垂直牽引療法
鴇田 征夫
1
Yukuo TOKITA
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.768-777
発行日 1969年10月25日
Published Date 1969/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904134
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緒言
幼小児上腕骨顆上骨折は,整形外科領域において比較的頻度の高い骨折であるとともに,副損傷を発生することが多く,治療の困難な骨折の一つといえる.
本骨折に対して,内外諸家15)16)21)24)29)により多数の治療法が考案されているが,慶大整形外科では古くから垂直牽引療法を愛用し,優秀な成績を収めている1)4)10).
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