論述
スポーツ選手の膝レ線所見—とくに膝の外反度と膝蓋骨高位について
腰野 富久
1
,
高沢 晴夫
1
,
岡本 連三
1
,
深谷 茂
1
Tomihisa KOSHINO
1
1横浜市立大学医学部整形外科学教室
pp.994-1002
発行日 1974年12月25日
Published Date 1974/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905111
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はじめに
スポーツ外傷の統計調査は水町によるもの11)をはじめ数多くの報告がみられる.また高沢ら14)は関節炎,関節症,筋肉痛および外傷後遺症などの慢性疾患をスポーツ障害として外傷とは別の方向から研究を進めている.今回昭和46年度より日本体育協会にて,膝・足関節のスポーツ研究調査15,16)を通して,多数の一流スポーツ選手の膝関節について,臨床所見およびレ線学的所見を観察する機会を得たので,そのレ線像から,下肢のアラインメントおよび膝蓋骨の位置関係を中心に計測結果をまとめて報告する.
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